みたくない君のその作り笑いなんて。



作り笑いさせているのは僕だけれども。









つくり笑い







「トウヤっ!次あっち!」

遊園地に久しぶりにデートにきた。

今日は本当にハヤトと二人っきりだ。






ソルは置いてきたから。






橋本の家に。
















遊園地でずいぶん遊んで、疲れているはずなのに、
ハヤトは幸せそうに笑う。


僕の隣で。



でも、それは僕が声を掛けないときだけ。




僕がアクションを起せばハヤトの顔はすぐ、笑顔に変わってしまう。





そう、僕が大嫌いなつくり笑顔に。



ハヤトは僕に何かを隠している。

しかも僕に関係することだ。







だからこうやってつくり笑いをする。
僕に心配を掛けさせないように、つくり笑いをする。







ねえハヤト。





そうやって作り笑いをされたほうが心配をするんだよ?




でも、そうやってハヤトを困らせるのは僕の意図ではないから、
僕も笑う。

多分きっと作っているのだろうけど。

ハヤトもそれを分かってるけど。






でも続けてしまう。
あぁ、なんて悪循環。









+END+
トウハヤ小説です。
久しぶりですかね?
あぁ、もうトウヤさんリィンバウムにいっちゃったのでこんな事になるんですよ。
まあ、コレの原因はハヤトさんのアレが原因なんですけど。



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